GIFTPIA

ゴールデンウィーク前からだらだらプレイしていたGIFTPIAをやっとクリアした。Alternative RPGを自ら名乗ってる辺りにビビっと来て購入したのだ。名無し島、馴れ合い、エジンソなど極々微妙に漂う2cherの気配に反応したというのもある。全体の雰囲気はどうぶつの森っぽい。フィールドは一つの小さな島で、登場人物は最初からほぼ固定でほとんど増えない。パラメータは腹の減り具合くらいしかないけど、人の願いをかなえると連続して活動できる時間が伸び、金を溜めると微妙に行ける場所が増える。ゲーム雑誌の記事だけ見てると金を溜めればクリアできそうに見えるが、実は金を目標額まで溜めると味気ない大人式が行われてエンディングになってしまう。要するにバッドエンド。島の人たちの願いをかなえて行く事で大人になると、良いエンディング。
ゲームとしては面白いんだか面白くないんだかってそんなに面白くは無かった。でもマリオサンシャインゼルダの伝説風のタクトスターフォックスADVも1/3位で止めてしまったので最後までいけたゲームは久しぶり。
このゲームで一番すごいのは、味がありそうなストーリーでもポップなデザインのキャラクターでもイカシた選曲のナナシFMでもなく、きのこの扱われ方。ひょっとして任天堂チェックってすごく甘いのかなぁ。
ナナシ島でのきのこは基本的にAボタンで拾ってXボタンで食べる食物なんだが、種類によっては酩酊作用があるようで、お子様は規則で摂取が禁止されている。島の住人に、行き過ぎたゴアトラギャルみたいな格好をしたシャーマン的おじいさんがいるんだが、そいつはきのこ鍋を喰っては精れいちゃんに会いに行っているし、主人公もそのおじいちゃんにきのこ鍋を馳走されて精れいちゃんに遭遇、大人になるために人の願いをかなえだす。その後も要所要所でキノコは出てくる。きのこの栽培はかなり効率の良い金儲けの手段だし、ボケて家族に迷惑をかけるようになったおばあちゃんはきのこの大量摂取で自殺しようとする。でも、ナナシ島のきのこは大量摂取しても動物に変身してしまうだけなので未遂に終わるんだけどね。
あと、畑の肥料になる植物の名前がヘンプーだったり、ベッドのカバーにさりげなくガンジャマークが書いてあったりして訳わかんね。
それにしても伊藤英明むかつく。規制されてから丁度一年か。