ブログとお金について

ブログを本格的に初めて一年になります*1が、今までにあった収入は匿名メッセージ代わりの投げ銭はてなポイントを1ptもらっただけで、日本円に換算すると一円、時給にすると五厘弱です。時給五厘でブログをやっている身としてはこの先自分のブログがお金に結びつくとは到底思えないし、逆に言うとお金がもらえなくても、末永くブログを続けるでしょう。(もし僕のブログがお金と結びつくとしたらおそらく出版と言うことになります。出版するための準備金として百万ほど払い、しかし一般の書店では目にすることもできない! でも僕はそれで満足なんだから良いじゃないか! というのが一番リアルなシナリオ)。
しかしながら、ブロゴスフィアにはブログを収入に繋げることが重要である、そのためのシステムを考えねば、という意見があり、何のために重要なのか、はちょっとわからなくて、普通のブロガーにはおそらく関係ないのではないか、収入に結びつかなくても書く人は勝手に書くだろう、と思うのですが、実はこのブログには収入(報償)が必要である、という意見はブロゴスフィア(脳内)階級闘争の一局面なのでここに戦況を書いておきます。脳内と断れば何を書いても良いという感じです。

αブログ ----------(1)----------> ブログ ----K-----(2)----------> mixi

αブログはシステムさえ整備されていれば収入に結びつくはずのブログ、無印ブログは普通のブログです。普通のブログとは言っても内部ではさまざまな闘争があるのですが今回は無視します。そして出ました、「コミュニティでつながる面白SNS」こと、mixi
今までの階級闘争は主にここ(2)を主戦場にしていました。僕自身は"K"と書かれたあたりに位置しています。(2)での主な議題はmixi内の情報がゴミばかりであるとか、あまりに「繋がり」指向でキモい、というブログ > mixiへの言及でした。つまり、ブログにはmixiよりも役に立つ情報が記載されており、「繋がり」以外になにかメリットがあり、それを目標にしているというわけです。それは「モテ」であったり、仕事上の人脈*2であったり、自己出したい欲の発散であったりしたわけです。
「繋がり」を求めることがなぜ下に見られがちなのかはよくわからないし、もしかすると僕がそう思っているだけかもしれませんが、とにかくそのような形でmixiへの嫌悪感は表明されてきました。
いま(1)で行われている、αブログからブログへの攻撃もおなじ根拠に基づいています。つまり日本のブログはゴミ情報ばかりであり、ほんとは繋がりがほしいんだろう? だってそうじゃなきゃ、沈黙のオーディエンス問題なんておこらへんで? だから金や。金さえあれば、本当は「繋がり」を求めているなんて邪推をされずに見事ブログを書ききることができるでぇ、というのが、ブログには収入が必要である論に反論しにくい理由です。技術的な困難さえ解決されれば、無収入のブログはなくなるはず、その先にあるのは「繋がり」mixiか、「儲かり」αブログのどちらかです。
このままでは、普通のブログはその居場所を失ってしまいます。αブログからの攻撃に対する策を考えなければなりません。僕がブログを書いているのはそれが純粋な内からの(非繋がり的)欲求であると主張するか。もしくは価値のある情報を提供するのがそんなに意味のある、目指すべきこと(モラル)なのかを問うところまで戦術的に撤退するのか、どうするべきでしょうか。

*1:去年のエイプリルフールに始めたので

*2:mixi的な繋がりとどう違うかというとどう違うのかはわかりません