輪について

人間誰でも誉められればうれしいものだから、一連の紹介文が波紋の中心になって暖かい輪のように賛辞の波が広がっていけば僕が少しだけ知っているつもりになっている人たちや気配を感じる方々の幸福総和があがっていって、それはとても良いことではないだろうか。その為に僕がしなければいけない事は、例えば誉めるクラブキーワードなどを追加して定めたフォーマットに従って好きな日記を挙げたりして普及に努める事なのだろうけれど、こうした行為の行く先はそんなに明るくなくて大体が閉じたものになって非難を招くだろうし、そもそもそんなに流行るなんて事がありえない。なぜなら好きな物を挙げるという事はそれだけである種の人間にとってとても敷居が高い行為で、僕が好きな日記を、という事に限って言えば、こちらが一方的に知っている日記を挙げる事はまず出来ない。これには色々な理由があって詳しくは説明できないけれどもこうした障害を感じている人は僕以外にも沢山いるはずだ。お互いに知っていれば閉じていると非難される、一方的に知っている日記は挙げられない、ならば全く知らない日記はどうだろうか。つまり、一度も読んだことの無い日記を好きな物としてあげるのは。これには一見何の問題も存在しないようだが、実に本質的な点を見事に見失っている。
こうした理由で僕は好きな日記リストを挙げる事は出来ないしアンテナの足跡も残さないようにしてるし殆どはアンテナにも登録していないけれど、好きな日記は沢山あるし感謝しています、という事が言いたかった。