日記風

山梨県道志キャンプ場で行われるイベントに行った。朝8時に起きてコートとデジカメと暇つぶし用の本だけ麻のリュックに詰めて出発。待ち合わせ場所の新宿につくが、連れてってくれるはずの車がいない。なんでも雨に濡れないよう急いで走ってる時に財布を落としたとかで、いきなり出発が遅れた。その後も道に迷ったり山道で激しく酔ったりしながら3時半頃会場に到着。
何十年かぶりの5月の台風上陸だそうで、会場も凄い雨。テントを張った場所は近くに滝があって、滝音と雨音がうるさくて音楽が流れているかどうかも把握できない。散歩がてらにアンビエントと四つ打ちの2ステージを周ってみるが、どちらも設営中で音は出ていない。本当は3時開始で、3時からのアートマンを見るために早く来たのだが、この雨と風ではいくらなんでもすぐにやるのは無理だろう。ステージはテントを張る場所から幾らか登ったところなのだが、テントを見下ろすと霧が出ていて一面真っ白。テントの数からして、客は300人くらいか?良く分からない。とにかく音が流れ出すまではなにもする事が無いのでテントの中で寝ていたのだが、めちゃくちゃに寒いし、ズボンと靴下がぬれて気持ち悪く最低な寝心地。
それでも9時頃まで熟睡していたらしく、起こされた時には大分すっきりした気分だったのだが、なんで起こされたのかといえば、それはイベントが中止になったから。台風が来るのは前から分かっていたのになんで今ごろ中止なんだろうと思った。ステージから音がするのでとりあえず四つ打ちのステージまで完全な暗闇の中を登ってみるが、たどり着く前にそこの音も消える。そこら中の車からトランスやらなにやらが聞こえてくるが会場のスピーカーから音を出す事は無い様子。スタッフに聞いてみると、台風の所為で中止になったのではなく、ボランティアスタッフが配水管から川に流されたのが原因らしい。朝までここに居るか、そのまま帰るかで迷ったが、結局新宿まで戻る事にした。24時過ぎには雨も完全に止んだ。まだ中止になった事を知らない人も多いらしく、僕らが会場を出るときにも何台か会場に向かう車を見た。
そんなわけで、豪雨と暴風の中でテントを張って寝ただけ、というなんだか良く分からない一日だった。