id:zoniaさんへ(2) / http://d.hatena.ne.jp/zonia/20060612/

解説ありがとうございます。僕は独り言をタイピングした経験がないので根本的には理解できないですが、それ以外の部分はよく分かりました。
後は僕の疑問と直接関係ない部分ですが、誤解されてるような気がしたのでその辺を。

「悪くない」とまではいいません。当然発言に対する責任が生じます。ブクマされた人に「傷つきました」とか「謝ってください」といわれればそれに対する何らかのレスは必要でしょう。

僕はレスなんて必要ないと思います。必要ないというのは、僕が当事者だったとしてレスを当然のように求めたりしないし、求められる側となっても"答えなければいけない"と感じない、という意味です。[死ねば良いのに]でも[グダグダ言うな]でも好きなだけ書き、抗議されても何のレスもしないという態度は取りうるし、それに対してやめるべきだ、とか言っても意味ない。僕はグダグダ言うな、と思ったらグダグダいってんなよこのドサンピン野郎と(ブクマのコメント欄が映し出されたPCのモニターに向かって大変な意気込みで)言い放ちそれに対して反省するそぶりも見せないと思います。何故なら反省していないからです。僕が嫌いなのは、僕から見て感じが悪い言動を、あれはオモシロキャラだから、とか煽り芸だから、持ちネタだから、などといってそれに怒り反応することを無粋で愚かな行動であるように脚色する人です。それなら大抵の炎上だってとても見ていて面白い、参加する人たちは大変興奮して生命の輝きを謳歌しているのであって多少の巻き添えくらいにびびって水差すようなこといってんじゃねーよ、という話です。

ここで想定していたのは悪意があるのかどうかわからないような発言に対して、ということでした。一連の騒動ではたとえば「[blog] の2個や3個で何をガタガタと。」という発言が某氏の琴線に触れてしまい、爆発してしまったわけですが、個人的にはこの発言はいかようにも取れると思っていたので、傷つく云々のことを書きました。マイナスにとるかプラスにとるかといった「どう解釈するか」ということは「その人の勝手であって」、ブックマーカーが実際どう思っているのかは知らないよ、ということです。そこで、真意を尋ねるなり傷ついたことを文章化して知らせたりするのが定石なのかなと思いますが。

わからないわからないばかりで申し訳ないですが、ここもわからないです。"いかようにも取れる"って、どのようにとれるんでしょうか。僕には「[blog] の2個や3個で何をガタガタと(抜かしてやがる、黙れ)。」とマイナスにしか取れないです。個人的には、相当な長期間自己啓発の研鑽を積み、洗練された脳力開発カリキュラムに沿ってポジティヴシンキングを極めない限りこれを愉快なプラスの発言だとは受け取れないです。もちろん、相手がピュアに感じたことを脳直結で口に出しただけであろうと、発言にまったく悪意と害意の影も形もなかろうと、それを見た第三者がどんだけガハハとウケてようと、です。僕にとって、誰かの発言を解釈することは、自由でも、任意で勝手に行えるものではない、状況にあわせて自分で選択した最適な方向へ変換できる種類のものではありません。
また、よく「悪意」の有無を有意な指標として使用されるようですが、それも疑問に感じます。以下は独り言です。悪意ってのはとりあえず、誰か(自分)を不快にさせようという意図、のことだと解釈しますが、「悪意」がベースになっていようといまいとむかつく発言には「サシでナシつけようや」、「いろいろなものを楯にとってやりたい放題やってるのを、そろそろ看過できなくなってきたのでね。いいかげんに殴らせてもらうことにしました(どうやって?)」という感じで速攻いきり立つのであり、むしろ「悪意」がメインでないほうがより腹が立つ、というケースも有りうる。
悪意と発言の関係についてはとりあえず大まかに分類してこう考えるとして。

  1. その発言によって誰かが気分を害する可能性に気付いていない(悪意無し / ピュア発言)
  2. その発言によって誰かが気分を害する可能性に気付いている
    1. 気付いているが、その発言によって得られるオモシロを優先した(悪意有り? / あれはネタ・あの人のキャラだから)
    2. 気付いているが、他人が気分を害するかどうかにはそもそも興味がない(悪意なし / あれはああいう人だから)
    3. 気付いているが、気分を害するのはどれも取るに足らない人間ばかりなので気にしない(悪意なし / より腹が立つケース)
    4. 気付いているが、むしろ積極的に気分を害したい相手なので頑張る(悪意有り / DIS)
    5. 気付いているが、気分を害するのは規約違反等を犯した人間であり仕方ない(悪意無し / 遵法者)

この中で悪意が無いから、という理由で腹が立ちにくくなるのは1と2.2、素直な人なら2.5も? だけであり、後はもうぜんぜん悪意があろうが無かろうが関係ないし、むしろ悪意の無いほうがより腹が立つ、わけです。
例によってこの分類も僕が勝手に考えたので、世情にあっているのかは分からないし、ユーモアのセンスが不足しているため通常笑って許せチャウ、むしろ感嘆すべき高度の範疇に分類されるお茶目なジョークに僕だけ心底むかついているケースも多いかもわからん、ですが、つーか、悪意が無いってどういう意味。どうやって他人のそれを判断してるのか。僕の行動にはかなりの確率で悪意が混じってるので、他人にそのまま敷衍すると世の中はかなりの濃度で悪意に満ちてるはずなのですが、悪意が無い人にとっては世の中には悪意が無いように見えるのかもしれない。みんな想像以上にピュアーで思ったことをそのまま口に出しているってわけか。