大阪感

あまり生まれた場所や肌や目の色で人を区別するのは好きではないのですが、実際には心中密かにバリバリやっており、とくにひどいのが大阪についてです。僕は大阪感に溢れた人が苦手です。僕が苦手なそのタイプの人は実際には大阪とはあまり関係ないのかもしれません。具体的に言うのは難しいのですが、日常生活、日常会話にボケ、ツッコミという用語、概念を持ち込み、その役割を人に強制、上手く行かなかった場合には他人の所為にします。「大阪では俺のボケを皆で拾ってくれたのにこっちの人間は反応が鈍い」というような事を関西弁で言います。お前が今までに披露したボケの中で一番面白いのはたった今の発言だ!! とツッコもうかな、と思いましたが、彼は凄い人気者だったのでとても言えませんでした。単にその人が嫌いだっただけです。僕はボケの方が好きです。真顔でボケてくすりとも笑わない人がカッコ良いとおもいます。僕が関東でも関西でもない名古屋生まれ、であることも関係しているかもしれません。ほとんど全ての発言をスルーされている事が口惜しかったのかもしれません。五年以上経ってもいまだにその発言はくっきり覚えています。まぁあっちのほうでは小さい頃から厳しく鍛えられてるそうですからね……。