日記

新年度なので方針の発表やら、パーティー?やらがあるらしく、土曜なのに出社。午前中は席移動の準備など。メンタルヘルス相談フリーダイヤルを携帯メモリに登録する振りをして遊ぶ。
午後の発表は出席だけ申告してそのまま会場を出る。丸二年間、まったく同じやり方でほぼ全ての全社行事をさぼっている。特に不都合はないようだが、もともと希薄だった同期の友人関係が0に近付いてきたのは悲しいので、夕方に戻ってパーティーだけ出ようと思ったが、会場がわからない事に気付いたので諦める。近くに大きな公園があったのでコンビニでコップ酒を購入、一人で桜を見ながら桜に関する悪態をついたりして電車で帰宅。昼寝をしたあと、ソファーで読書。ピンチョンのヴァインランド(ISBN:4105372017)。比較的読みやすそうだったので選んだんだが、読み始めて三日経つのにまだ2/3しか進んでいない。本文が600ページ弱、訳註が60ページあり、註がついてる小説を読むのは小学生のときの我輩は猫である以来なのもあって休み休みじゃないと読めない。フラッシュバック、フラッシュフォワード?のたびに混乱する。DLが日本に来て忍術ニンジャ・デス・タッチでヴォンドを殺そうとするあたりはKILL BILLみたいだな、と思った。訳者ノートにも「『パルプ・フィクション』等で一気に大衆化する「パルプ的感性」の源流の一本はピンチョンに遡るというのが僕の持論である」と書いてありますよ。ああ、訳注じゃなくて、訳者ノートなので、研究者?の見方や、小説の読みどころも解説してあって面白い。でも長い。