ふるふるシェイカーについて

二ヶ月ほど出先で仕事をしていたのですが、その頃は毎日ふるふるシェイカーを飲んでいました。それくらいストレスフルな仕事だったのです。最終日に、いなくなるんだかならないんだか、という感じの挨拶をしてまわりました。そもそも挨拶が好きではない上に、作業場所が変わるだけ、縁が切れるわけではないので、自然と挨拶からも熱が抜けていくというものです。もっとも、物理的な距離が近くても、業務上、直接関連がない人とは今後一切顔を合わせない可能性が高かったのですが、そこは厳密に区別することなく、一様にぞんざいな挨拶をしてまわりました。まぁ、来週とかにでもまた打ち合わせで来ると思いますけどね……。というと、そうですか、正確に言うと来週のいつですか? 顔出してくれたらふるふるシェイカーを奢りますよ、いつも飲んでましたね、といわれたので、そうですか、じゃあ絶対来ます、入館証を返却するのでかなりの困難を伴いますが何とかします、今度グレープ味が出るそうなのでそれを奢ってください、と返事をしました。ところが、当然自分も出るものだと思っていた定例の打ち合わせに参加しなくても良いといわれてしまい、そこをなんとか、確かに出席しても何も発言しないだろうけど、雰囲気をつかむために出席させてください、一回だけで良いです……、というような事を言ったら不審がられた。