間違えた

文芸誌の名前に対して全くイメージを持っていないので「文學界」と「群像」を間違えて買ってしまった。奥泉光さんと町田康さんの対談の中に透明云々て出てくるのかと。選評だって聞いてたのに。しかも、「「透明感のある文章」(は「透明な文体」とは違う)」ってちゃんとこうださんに聞いてたのも思い出しました。その時は、「文章」と「文体」の違い、が重要なのかと思って聞き流してしまいました。すいません……。実際そうなのかもしれないですけど。明日こそ買ってこよう。
群像に載ってる奥泉さんと町田さんの対談、「物語る力について」はとても面白かったです。音楽に例えた場合に、メロディーに相当する物語「ヨコ」と、リズムとか和声に相当する「タテ」について、いい小説は大体笑える、らしい。事について、など。
私が最近読んで一番面白かった、笑ったのが町田康さんの「パンク侍、斬られて候」で、電車の中でクスクス笑って読んだし、綿谷さんの「蹴りたい背中」もファミレスで噴出しました。で、奥泉さんのは一冊しか読んだ事が無く、あまり笑える感じではなかった、というか、全く笑わなくって、なにか色々変だなぁとは思うんだけど、あれか、これは僕の「読みの力」が足りなくて「ハイレベルな笑い」についていけなかったからなのか、と思うと口惜しいので「新・地底旅行」を読みたいと思います。神聖喜劇を読み終わったら読もうと思います。まだ一巻の後半なので先が長い……。