Forza Motorsport 2日記(2)

オフラインを一通りクリアしてからでないとオンラインに参戦してはならない、という一種の強迫観念に強く縛られているので、購入以来ひたすらキャリアモードのみを進めており、現在、実走行時間は45時間、距離7000km弱、進捗率にして91%、という辺りです。これ以外、特に報告したいことはないので一刻も早くForza Motorsport 2で延々サーキットを廻る作業に戻りたいと思っているけれど、日記は一定量以上まとめて書かないといけない、という思いこみにもまた同じくらい強く支配されているので、淡々とラグナセカ(カルフォルニアにあるサーキット)を周回しながら考えたことについて書きたい。自由になりたい、とはいつも願っているので、あえてここで日記を打ち切ってしまい、自由を得た気分になるのも悪くないですが、短い日記は単純に気持ち悪いので気持ちの良い方として長い日記を選んだ、と考えるなら、日記を書き続けることこそが自由な選択の結果なのだ、と捉えられるわけで、これはつまり、短い日記は気持ち悪い、ということは自分にはどうしようもないことなのだから、それ込みで選択するなら長い日記だ、ということです。しかし、短い日記いいじゃん! と思うことが出来るはずなのに、そう思えない、ということであれば、短い日記が良いと思えないなんてなんて不自由な心なんだろう! ということですが、やはり好き嫌いは短期的にどうこう出来るものではないから、今ここで短い日記を選択したとしても自由を得たことにはならず、単に不快なだけだから続けることにする。もちろん、長期的には短い日記を書けるようになりたい。短い日記が書けるようになったらピリリと風刺の効いた大人の短文日記を書く。最後の一文だけはもう決まっていて、「おっと、少々自慢の鈍感力に磨きをかけすぎたようですな」で締める。語尾とかはまだ調整の余地があるけど……。
ラグナセカにもカーブがあるので減速してから曲がる。forzaには様々な種類の(はたらかない)車が登場するので、曲がり方にも色々ある。Dクラス(一番下のクラス、普通っぽい車)とR1クラス(F1みたいな車)では挙動が全く異なる。Dクラスをしばらく操作してからR1クラスに移ると、なんだこの曲がり方は! 全くこりゃゲームみたいだね! という気分になる。それくらいR1クラスは曲がる。一応そんな曲がり方をするのにも理屈があり、重心が低いとかタイヤがすごいとかダウンフォースが車重の何倍もかかってるとか、らしいのだけど、Dクラスに慣れた身からすると、リアリティのかけらも感じられないおかしな曲がり方をする。しかしforzaはリアルな挙動が売りなゲームであるのだからして、R1クラスも頑張ってなるべく現実の車と同じように動こうとしているはずであり、これがリアルでないと感じてしまうのはおそらくR1クラスの車は元々現実でもリアルな挙動をしていないのではないだろうか。F1はF1だけで走ってるからまぁあんなものかな、と思うけど、あのなかに一般の乗用車が混じっていたらとても同じ原理で動いているとは思えない程いかれたスピードで走っているに違いない。つまり、なにがいいたいかというと、R1クラスの車の挙動は現実と同じだとしても全くリアルだと感じられない。なぜなら現実のR1クラスはリアルでない動き方をするからだ。現実と同じかどうか、と、リアルだと感じられるかどうか、は一致しないなぁ、ということで、これは他の部分でも感じる。たとえば、FFとFRでも挙動が全然違うのだが、見た目には何でそんなに動きが違うのか全然分からないのでなにこの理不尽ゲー、となっても良さそうなものだが、そうならない。なぜなら現実の車もそうだから。この辺はまだ物理法則なので物理法則じゃしょうがないよなぁ、曲げるわけにもいかないし、と思える(しかし、物理法則に従っていなくてもリアルに見えるものはあるのであって、現実の車を見たことがなければforzaよりF-ZEROの車の方がリアルに動いているように見えるかもしれない、と思うけどそんなことはないですか……)。不思議なのはスポーツゲームなどで、コンピュータがシミュレートする分には無意味なルール(まぁ全部シミュレートすれば意味あるんだろうけどそこまで行ってないような部分)の再現具合とかそういう感じのことのリアルさとか、あと、カメハメ波は頑張れば出せそうな感じがする(自然な感じ)だけど、魔貫光殺法はどうにも不自然な感じがする、とかの、現実と同じかどうかと自然と感じるかどうかの乖離具合の隙をついてなんかできないか、とかそう言うこと……。を考えた。なにも出来ないようだったが……。